「冷えは万病のもと」と言われているように、冷えは便秘や肩こり、不眠などのさまざまな不調の原因となるだけでなく、免疫力を低下させる大きな原因の1つであると考えられています。末端の冷えなどわかりやすいものもありますが、乾燥しがちな肌、立ちくらみ、月経不順というのも冷え性による不調の1つなんです。
冷えは、未病とも言われており、放置している方も多いかもしれませんが、放っておくと、深刻な病気につながることもあります。
ご自身の体をを健康に保つためにも、早めに対処することが必要です
今回は、「冷え」の根本原因とその対策法、今日からできる「温活」についてご紹介します。冷えにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
体の冷えとは

体の冷えによって引き起こされる冷え性は、血液の流れが悪いため毛細血管へ温かい血液が流れず、血管が収縮し、そのために手足などが冷えてしまう状態のことを言います。
体の末端の手足だけではなく、肩こりや不眠、生理痛、頭痛なども冷えからきていると言われています。
『冷えは万病のもと』と言いますが、体が冷えると、感染症、がん、うつ病、糖尿病など、代謝に関わる問題すべてに影響してくるという、とっても怖い存在なんです。
体温が低いからといって急に病気になるわけではありませんが、放置すればじわじわとその影響が蓄積して、本当に死に至るような病気になってしまう可能性もあります。
現代は、生活習慣の変化で、35℃代後半~36℃前半の低体温と呼ばれる人が多くなっており、約60年前の日本人の平均体温より約1℃近く下がっていると言われています。
ストレスも冷えの原因になると考えられているのですが、便利な世の中になったことで、生活習慣も変わり、様々な社会問題も発生するストレス社会になったことが現代人の冷えを促進させているのです。
そして女性は男性よりも筋肉量が少ないので冷えやすく、疲労や肩こり、不眠、生理痛の悪化、肌荒れ、免疫低下‥といった様々な不調をもらたすのです。
冷えの原因

放っておくと本当にこわい体の冷え。
改善するには、どんなことをするといいのでしょうか。
体を温める食材を摂ったり、温かい飲み物を飲んだり、腹巻きをしたり…。
「体を温める」ということがまず第一に思い浮かぶと思います。
もちろん間違いではありませんが、冷えの根本原因を解決することが重要です。
では、「冷え」の根本原因とは何なのでしょうか?
それはズバリ、「血行不良」です。
冷え性とは、「血液の流れが悪いため毛細血管へ温かい血液が流れず、血管が収縮し、そのために手足などが冷えてしまう状態」と先ほどお伝えいたしましたが、血液の流れが悪いと、あたたかい血液が全身に行き届かず、特に体の深部から遠い末端が冷えてしまうんです。
血行不良の要因としては、
・自律神経の乱れ(ストレス、不規則な生活)
・血液循環の悪化(貧血気味、低血圧)
・筋肉の量が少ない(運動不足)
・女性ホルモンの乱れ(ストレス、更年期)
などが挙げられます。
血流アップ!おすすめの温活3つ

つまり血行をよくしてあげることで、体の冷えや冷え性改善につながっていくというわけです。血行を促す具体的な方法としては、「温活」が有効です。
●温活とは
普段の生活の中で体を冷やさないように心がけ、同時に芯からカラダを温め、理想の平均体温36.5度以上を目指す活動のこと。
湯船につかったり、生姜を積極的に摂ったり、腹巻きをして内臓を温める、運動で筋肉をつけるなど、日常に手軽に取り入れることができます。
ポイントとしては、「体を芯から温めること」。
冷えている手足指先をあたためてしまいがちですが、芯からあたためるには内臓をあたため、自ら熱を作り出すことのできる 体 を目指しましょう!
オススメの温活①:体を温める食材を摂る

冷たい食事や飲み物はもちろん体を冷やしますが、食材自体にも、「体を冷やす食べ物」「体を温める食べ物」があります。
体 を温める代表食材が「生姜」です。
生姜を加熱・乾燥させると、生の生姜に含まれるジンゲロールが「ショウガオール」という成分に変わります。
ショウガオールは、胃腸を内側から刺激して血流を高め、 体 の深部の熱を作りだし、体を温めます。
「白湯」も体を温めますが、体内で冷めると水になってしまいますので、白湯にすりおろした生姜を加え、「ちょい足し白湯」として毎日の習慣に取り入れると、より 体 が温まりやすくなりますよ。
オススメ温活②:運動をして筋肉をつける

1日の熱エネルギーの約6割は、運動によって筋肉で生み出されています。
ウォーキングやかんたんなストレッチなどの軽い運動は血流を促し、同時に筋肉をつけることで体内で生み出せる熱量もアップします。
現状の筋肉を維持するうえでも、まずは1日30回のスクワットから始めてみましょう。
ストレッチと組み合わせるとより効果的です。
オススメの温活③:体を外から温める(腹巻き・入浴)

食べ物や運動で身体を内側から温めると同時に、温めグッズや入浴を活用して、 体を外からも温めましょう。
腹巻き
内臓を温めてくれるアイテムです。冷えている手足をあたためるのではなく、内臓を温めることが、「体を芯から温める」ことに繋がります。
おしゃれなデザインの腹巻きもたくさん販売されていますので、ぜひお気に入りの腹巻きを見つけてみてくださいね。
入浴
冷えた体を温め、血行を促し代謝を高めてくれる効果があります。
40℃前後のお湯に、10-15分毎日浸かるようにしましょう。
体を芯から温めることができ、継続することで冷え改善に繋がります。冷え性の方は、入浴剤を使って入浴による温浴効果をさらに高めることが効果的です。
リラックス効果もあるので、お気に入りの香りの入浴剤でリラックスしてくださいね。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
冷えの根本原因である「血行不良」を解消するには、 体 を芯から温め平熱をあげる活動「温活」が有効です。
まずは、
①体を温める食材を摂る(生姜・白湯)
②運動して筋肉をつける(ストレッチ・スクワット)
③ 体 を外から温める(腹巻き・入浴)
この3つを意識して温活してみてください。
冷え改善のために、継続して行うことが重要です。
アルポカでは、温活と腸活をかけあわせた「腸温活」についての情報を、You Tubeでも配信しておりますので、ぜひ御覧ください。
▼youtubeチャンネル