隠れ冷え性に関する基礎知識を紹介|隠れ冷え性を克服する方法6つ - 《公式》alpoca(アルポカ)
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隠れ冷え性に関する基礎知識を紹介|隠れ冷え性を克服する方法6つ

     

隠れ冷え性とは?

手足は温かく自身でも気が付かないうちに内臓が冷え切っている状態を、隠れ冷え性と言います。人間には生まれ持って、季節に合わせた体温調節機能がありますが、その機能が十分に働いていない状態です。

内臓が冷えている隠れ冷え性になってしまうと、消化器官の不調や自律神経の乱れを起こしやすく日常生活にも支障をきたしてしまいます。隠れ冷え性の原因や症状、克服するための方法などをチェックして予防していきましょう。

隠れ冷え性の原因4つ

交感神経の切り替えが上手にいかない時や、不規則な生活習慣でも隠れ冷え性を引き起こしてしまいます。隠れ冷え性になりやすい体質などもあるので、次に紹介する原因にあてはまる際には気をつけましょう。

隠れ冷え性の原因にあてはまる生活習慣をしなければ、予防できるとも言えます。自身でも気が付かないうちに内臓が冷え切っていることが多いので、思い当たる節がある人は注意が必要です。

隠れ冷え性の原因1:体温が外へ逃げやすい体質

生まれ持って体温が外へ逃げやすい体質の人は、隠れ冷え性になりやすいです。皮膚の交感神経の働きがにぶい人などは、寒くなっても過剰に体内の熱が放出されて冷えてしまいます。

また手足の毛細血管が生まれつき細い人も、血管の収縮が気温によって上手に対応できないため過剰に熱が放出されます。生まれ持った体質なので、生活習慣の改善はもちろん日々の対策なども取り入れていく必要があります。

隠れ冷え性の原因2:体を冷やす飲食物を多く摂っている

日頃から冷たい飲み物や食べ物などを多く摂取している人も、隠れ冷え性になりやすいです。夏になるとどうしても冷たい飲み物で、身体を冷やそうと考えますが内臓から冷え切ってしまうので注意が必要となります。

冷たい飲み物だけではなく、健康のためにと摂取しているスムージーや生野菜なども身体を芯から冷やす理由となるため、気をつけましょう。

隠れ冷え性の原因3:ストレスが溜まっている

ストレスを溜めてしまうことも、隠れ冷え性を引き起こす場合があります。自律神経には副交感神経と交感神経の2種類があり、バランス良く働くことで体温調整を行っています。

しかしストレスが溜まってしまうと、2つの神経のバランスが乱れ交感神経が活発になる時間が増えてしまうのです。身体にとって緊張状態となる交感神経だけが続くと、血管も縮こまり血流が悪くなり隠れ冷え性を引き起こしてしまいます。

隠れ冷え性の原因4:腹部の手術経験がある

隠れ冷え性は腹部の手術経験がある人もなりやすいと言われています。手術経験があると、腹部で癒着が起こり血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなってしまうと、お腹の冷えに繋がってしまうのです。

何度も腹部の手術を経験していると、隠れ冷え性になる可能性が高くなります。

隠れ冷え性の症状5つ

手足が冷えるタイプとは違って、隠れ冷え性は気づかないうちになっていることが多いです。内臓から冷えているため、進行してしまうと毎日の生活に良くない影響を与えてしまいます。

しかし全く症状が現れないというわけではなく、意識して自身の身体を向き合ってみるとさまざまなサインを出しています。どんな症状があるのかを前もって知り、自身から発している不調のサインを見逃さないようにしましょう。

隠れ冷え性の症状1:お腹の張りを感じやすい

隠れ冷え性になると、胃腸に不調を感じやすくなります。お腹が冷えることで、腸内の働きが弱くなります。働きが弱くなることで、腸内の働きも正常に行われなくなり下痢や便秘などを引き起こしてしまうのです。

また同じ理由でガス溜まりも起こしやすいので、お腹の張りを感じやすくなります。下痢と便秘を繰り返している場合には、隠れ冷え性の可能性があるでしょう。

隠れ冷え性の症状2:お腹が冷えやすい

お腹が冷えやすいのも、隠れ冷え性の症状のひとつです。身体は温かくても、お腹を触った時にひんやりとするのは隠れ冷え性の特徴と言っても良いでしょう。

症状をチェックしたい時には、朝起きた時に布団の中で脇の下とお腹を触ってみてください。本来であれば脇の下とお腹は同じ温度のはずですが、隠れ冷え性の人はお腹の方が冷たく感じます。

手足が温かいから、冷え性とは無縁というわけではないのです。

隠れ冷え性の症状3:下腹部や太もも二の腕が冷えやすい

お腹だけではなく、下腹部や太もも、二の腕が冷えやすいのも隠れ冷え性になると現れる症状です。血流が悪くなることで内臓が冷えてしまうため、そこから近い下腹部や太もも、二の腕も冷えやすくなってしまいます。

それでも手足は温かいので、意識をしないと冷えていることに気づきにくいです。薄着をしているわけでもなく、温かい時に太ももや二の腕がひんやりしている時には、隠れ冷え性を疑っても良いでしょう。

隠れ冷え性の症状4:全身に汗をかきがち

全身に汗をかきがちなのも、隠れ冷え性の症状と言われています。季節によっては汗が冷えることで、より寒さを感じてしまいます。

汗をしっかりとかいているからと言って、血液循環が良好というわけではないようです。他の症状と合わせて、判断していくのが良いでしょう。

隠れ冷え性の症状5:厚着をしても冷えを感じる

隠れ冷え性になると、厚着をしていても冷えを感じてしまいます。しっかりと着込んでいても、冷えを感じるということは身体の芯から冷え切っている証拠です。

身体の芯から温められるように、食生活や生活習慣の見直しなどが必要となります。夏でも腹巻やカイロを用いるなどして、対策していきましょう。

隠れ冷え性を克服するための方法は、後に詳しく紹介していきます。

隠れ冷え性を克服する方法6つ

先述した隠れ冷え性の症状を見て、自身も当てはまるかもしれないと感じた人は克服する方法をみていきましょう。早めに気づき対策をしていけば、克服することも可能です。

隠れ冷え性に関わらず、全てのタイプの冷え性はストレスや生活習慣が原因とも言われています。冷え性ではなくても健康的な生活をする上でかかせないポイントとなるので、ぜひ参考にしてみてください。

隠れ冷え性を克服する方法1:身体が冷えやすい飲食物を避ける

身体が芯から冷え切っている状態なので、さらに冷やしてしまう飲食物は避けましょう。食べ物には身体を温めるもの(陽性)、身体を冷やすもの(陰性)、体温に影響を与えないもの(中性)に分けられます。

地中で育ったものや寒い土地で育てられる食べ物などは、陽性に分けられるものが多いです。陽性とされる食べ物を中心に摂取すると良いでしょう。しかしその際も陽性・陰性・中性とバランスよく食べます。

隠れ冷え性を克服する方法2:代謝をアップさせる運動を取り入れる

筋肉量が増えてくると、体内の新陳代謝も良くなります。血流循環も良くなり、全身が温かく保てるようになります。汗をたっぷりかくほどの激しい運動をする必要はありません。

ウォーキングやストレッチなどでも効果があります。バス停や駅を利用している人は、いつもより1つ前で降りて歩く距離を増やす、なるべく階段を使うなどでも運動量を増やすことが可能です。

寝る前にストレッチをすると、血流が良い状態で眠りにつけます。

隠れ冷え性を克服する方法3:バスタイムを充実させる

忙しい日や疲れている日でも、シャワーではなくなるべく湯船に浸かって身体を芯から温めるのがおすすめです。

自律神経の乱れにより冷えを感じる際には、40~42℃のお湯に汗が出るまでゆったりと浸かるのがおすすめです。冬場は41~43℃のお湯に首まで5分、胸まで5分浸かり体と髪を洗ってから、再度1~2分浸かってからお風呂を出ます。

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隠れ冷え性を克服する方法4:栄養バランスを考える

栄養バランスを考えた食事を摂ることも、隠れ冷え性を克服することに繋がります。生姜やにんにくなどを取り入れたバランス良い食生活を心がけましょう。

また身体を冷やすと言われている陰性の食べ物は、トマトやきゅうりなどの土よりも上で実る野菜です。これらもバランス良く摂り、食べる時には火を通すなどの工夫が必要となります。

ダイエットによる食事制限は、冷え性を引き起こす場合もあるので避けましょう。

隠れ冷え性を克服する方法5:温度調整しやすい衣類を選ぶ

季節を問わず体温調節しやすい衣類を選ぶことは大切です。クーラーによる冷えを防ぐためにも、夏でもカーディガンやレッグウォーマーなどを持ち歩き、身体を冷やさないよう心がけましょう。

内臓の冷えを防ぐために、かいた汗が冷えないように吸湿性の良い肌着を着用するのもおすすめです。締め付けがあるガードルなどは、血液循環が悪くなり冷えを引き起こしてしまいます。

腹巻などをしてお腹まわりを温かくする意識が必要です。

隠れ冷え性を克服する方法6:アルコールは控えめに

隠れ冷え性を克服したいと考えるのであれば、アルコールの摂取は控えめにしましょう。お酒を飲んだ後は、身体がポカポカしているように感じますが、実は逆です。

アルコールに含まれているアセトアルデヒドが血管を広げ、そこからどんどん体内の熱を放出しています。熱が放出されているということは、身体の冷えの始まりです。

冷え性対策としても、アルコールの飲みすぎには気をつける必要があります。

【タイプ別】冷え性の特徴5つ

冷え性と一言に現しても、さまざまなタイプがあります。今回ピックアップしている隠れ冷え性に当てはまるのは、内臓型タイプです。

それぞれのタイプによって、原因や対策なども変わってきます。自身の冷え性のタイプを見極めて、対策をしていきましょう。

冷え性の特徴1:全身型タイプ

季節関係なく、身体の中から外から冷えを感じるのが全身型のタイプです。筋肉量が低い年配者や女性に多く見られます。

筋肉量が低いことや、食事量が少なかったり栄養が足りなかったりで起きる基礎代謝の低下により引き起こされる冷え性です。体質や服用している薬によって、起きる場合もあります。

規則正しい生活、腹八分目のバランス良い食事、温かい飲み物を摂ることなどが対策として挙げられます。

冷え性の特徴2:内臓型タイプ

隠れ冷え性と呼ばれているのが、内臓型タイプです。内臓だけが冷えて、手足は温かいという状態が続くので気づかないことが多い場合もあります。

内臓を芯から温めるために、ショウガなどの血流促進に効果がある食べ物を積極的に摂っていきましょう。内臓型の冷え性は30代女性に多く見られます。食欲が旺盛な人もなりやすいタイプの冷え性です。

冷え性の特徴3:四肢末端型タイプ

10代~20代の比較的痩せ型の女性に多く見られるのが、四肢末端型タイプの冷え性です。血液の流れが悪い場合、手足の血管が細い場合などに引き起こされます。

手足だけを温めても改善できないので、腹巻やカイロをしてお腹を温めることから始めましょう。内臓があたたまると、手足にも血流が行き渡るようになります。

冷えだけではなく、肩こりや頭痛などの症状が現れるのも特徴です。湯船に浸かり身体をしっかり温めましょう。

冷え性の特徴4:混合型タイプ

実は四肢末端型タイプと、下半身型タイプの両方の症状が出てしまう人もいます。これは混合型タイプの冷え性です。

手足の先の冷えに加えて、下半身の冷えが気になる時には両方の対策を取り入れて冷え性を克服していきましょう。

冷え性の特徴5:下半身型タイプ

更年期に入る女性や中高年の男性に多くなるのが、下半身型タイプの冷え性です。長時間座った状態が多い人や、下半身の筋力が低下するとなりやすくなります。

手は温かいけれど足は冷たい人、上半身だけ汗をかく人は下半身型タイプの可能性が高いです。下半身の血流が悪くなることで老廃物が溜まり、セルライトとなります。そのセルライトがさらに血液循環を悪化させるのです。

ウォーキングなどで筋力をつけていきましょう。

隠れ冷え性を克服しよう!

毎日の生活を快適に、健康的に過ごすためには自身の不調としっかりと向き合う必要があります。隠れ冷え性の初期は自覚症状が少ないため見過ごしてしまいますが、早めに気づき対策をとることが大切です。

隠れ冷え性かもしれないと思った人は、食生活や生活習慣を見直して早めに克服していきましょう。

     

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