
目を温めて自律神経を整えるコツ4つ|効果的な温め方を紹介
目を温めると自律神経が整う?
最近の生活の変化で、仕事でもプライベートでも今までとは違ったスタイルに慣れるために神経を使う日々を過ごしている人は多いでしょう。
仕事でなどに集中している時、私たちは自律神経を使っていますが、日頃からついつい酷使しがちな自律神経を、目を温める事でリラックスさせられるのをご存じでしょうか。
ここでは、目を温めて自律神経を整える時のコツや効果的な目の温め方について解説していきます。
自律神経と眼精疲労の関係
通常、目の疲れは一晩寝れば回復しますが、朝起きても目が疲れていたり、目の奥が痛んだり、違和感があったりすれば、それは「眼精疲労」の可能性があります。
眼精疲労になると、目の不快症状だけでなく、肩が凝ったり頭痛がするなどのストレス症状が出て自律神経のバランスが崩れてしまいます。
そうなると、交感神経と副交感神経の調節がうまくいかなくなり「自律神経失調症」になる可能性も出てきてしまうのです。
目を温めると自律神経が整う理由
オンライン会議が続いたり、長時間のPC作業など、目を酷使することで目の周囲の筋肉を緊張させてしまいます。疲弊した自律神経を整えるために、目の周囲を温めましょう。
まぶたを閉じて温めると毛様体筋という目のまわりの筋肉が緩みますが、同時に毛細血管が拡張して血流が良くなり、副交感神経が優位になります。その結果、自律神経が整って緊張がほぐれ、リラックスできる仕組みです。
目を温めて自律神経を整えるコツ4つ
目を温めて自律神経を整えるには、具体的にどの様な方法があるのでしょうか。ここでは、目の温め方のコツについて4つ解説します。
大切な目を守り、リラックスして体調を整えて毎日を過ごすために、ぜひこれらの方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
目を温めて自律神経を整えるコツ1:まぶしい光を目に入れない
目の中に余計な光が入ると目を酷使している人の場合、日頃から目の周りの筋肉が疲労しているので調節機能の動きが悪くなっています。そのため、目の中に入ってくる光の量を調節できにくくなってしまうのです。
また、目を酷使している人は、強い光を浴びると普通の人よりも余計に疲れを感じてしまいます。スマホやPCの光量は暗めに設定するなどして、目を強い光から守ることをお勧めします。
目を温めて自律神経を整えるコツ2:生活習慣を整える
PCやスマホは、生活する上で重要なツールですから、それ無しで過ごすのは現実的な解決策ではないでしょう。
そのため、PCやスマホを使う時間を分散したり、作業の合間に定期的に画面から目を外して休めたり、休憩時間やトイレでは目を閉じて休む、目の周囲を軽くマッサージするなど、日頃の生活習慣を見直し改善しながら、目を守り自律神経を整えます。
目を温めて自律神経を整えるコツ3:筋肉をほぐしリラックスする
目の疲れを放っておくと、血流が悪くなったり筋肉が硬くなったりして、全身が疲労状態になりかねません。マッサージやヨガ、ストレッチなどで筋肉のコリをほぐし、全身の血流を良くするよう心がけましょう。
また、冷えやすいお腹を温めて血の巡りを良くしたり、冷え性の人は脚の保温靴下やカイロなどを使ってむくみを改善したり、血流を整えリラックスするのは良いアイデアです。
目を温めて自律神経を整えるコツ4:就寝前のスマホは避ける
寝る前に、スマホでLINEやお気に入りのサイトを眺める習慣がある人は、必要最低限のチェックだけにして、長時間スマホを眺めるのは止めましょう。
その理由は、スマホのブルーライトは性質が紫外線に似ており、人の目に強い刺激を与えるからです。
また長時間ブルーライトを眺めていると、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が抑制され眠りが浅くなるなど、睡眠の質が悪くなってしまうデメリットもあります。
目を温める際の注意点4つ
日中、長時間使う目の周囲の筋肉は、目を温めることでゆるみリラックスできます。ここでは目を温める時の注意点4つについて、具体的に解説します。目を温める時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
目を温める際の注意点1:時間をかけてゆっくり温める
目が疲れたときは、ソファーなどに横になって全身の筋肉をリラックスさせながら目を温めましょう。
目の周囲の筋肉は、PCやスマホの画面など手元を見つめ続けると緊張し硬くなっていますから、時間をかけて焦らずゆっくり温めて、緊張した筋肉をほぐしてデトックスすることをお勧めします。
この時、目の周囲や首、肩の筋肉をマッサージすると血行が更に良くなるでしょう。
目を温める際の注意点2:温度の目安は40℃とする
目を温める時は、閉じたまぶたの上に温めたタオルを乗せるのがもっとも手軽な方法です。その時、温めたタオルが熱くなり過ぎると目の周囲を火傷してしまいますので注意しましょう
ホットタオルは、水で湿らせタオルを家庭用電子レンジで1~2分温めると、40℃ほどの温度になります。寒い季節は温度がすぐに下がってしまうため、お風呂に入った時に浴槽に浸かりながら目を温めると温度が下がりにくいでしょう。
目を温める際の注意点3:蒸気で温めることを心がける
目を酷使して交感神経が優位になると、副交感神経の働きが鈍くなってしまい、涙の分泌が抑えられてドライアイになりやすいです。そのため目を温める時には水で湿らせたホットタオルを使って、その蒸気で目を乾燥させないように温めてリラックスさせましょう。
また、目を温めるとまぶたの内側にある脂腺から脂が分泌されやすくなりますが、この脂分が目の表面を薄く覆って乾燥を防ぎ、ドライアイの改善につながるでしょう。
目を温める際の注意点4:就寝前などリラックスできる時間に温める
目を温めると全身の緊張がほぐれ、リラックスできます。
仕事や家事が終わって気持ちに余裕ができ「あとは寝るだけ」になる就寝前に時間をかけて目を温めると、より副交感神経をリラックスさせて穏やかで質の良い睡眠ができるでしょう。
寝る前に瞼の上にタオルを置いて光をさえぎる事で、光からの刺激を抑えられます。
目を温めることで自律神経を整えよう
「人が受け取る情報の8割は視覚から」と言われることもあるように、目の役割はとても重要です。最近はオンライン会議やSNSのチェックなど、仕事でもプライベートでもスマホやPCが欠かせなくなっていますから、目の負担は増える一方でしょう。
このように目を酷使せざるを得ない状況は、今後も継続すると言えます。自分の健康管理のためには、目を日常的にケアして自律神経を整えることが更に重要になるでしょう。