冷え性の症状とは?
冷えは万病の元とよく耳にしますが、冷え性に悩んでいる人もいるでしょう。そして冷え性と聞いて、手足の指先が冷えることと真っ先に思いつく方も多いのではないでしょうか。
しかし乾燥しがちな肌、唇の血色が暗い、立ちくらみ、月経周期が乱れがちというのも冷え性の1つだとご存知の方は少ないようです。
冷え性にも様々な症状があり、種類があります。冷え性の症状や種類について、把握しておくと良いでしょう。
冷え性の種類
冷え性の種類には、大きく分けて4つのタイプがあります。 手先の冷えや足先の冷えの「四肢末端型冷え性」、お腹が冷える「内臓型冷え性」、腰から下が冷える「下半身型冷え性」、全身が冷える「全身型冷え性」です。
どれか1つだけ当てはまる方もいれば、全ての型に当てはまる方もいますので、個人差があります。
冷え性が起こる原因
冷え性は、女性に多いと言われています。 個人差はありますが、女性は一般的に男性に比べ熱を作り出す筋肉量が少ないことがその理由の1つと言えます。
また、月経の影響などで、腹部の血流が滞りやすくなることも、女性に冷え性が多い理由の1つと言えるでしょう。
冷え性におすすめのツボ4つ
ツボと聞くとお灸をしたり針を刺したりするものや、指で押すもの、耳つぼマッサージなどが一般的に知られています。
冷えに効くツボには、湧泉(ゆうせん)、太衝(たいしょう)、三陰交(さんいんこう)、気端(きたん)の4つがあります。
このツボはいずれも足にあるツボで、刺激したりマッサージすることによって、体の内側からポカポカと温めることができます。
ここからは、冷えに効くと言われているこの4つのツボについて詳しく説明していきます。ぜひ参考にしてみてください。
冷え性におすすめのツボ1:湧泉
冷え性におすすめのツボの1つに、「湧泉(ゆうせん)」というものが挙げられます。 このツボは、土踏まずからやや指よりのところにあり、足の冷え解消に効果的です。
両手の親指の腹で、強めに数秒押しそれから数秒ゆるめる、これを3回程度行ってみましょう。足の血の巡りが良くなり、じんわりと温かくなるのを感じることができるでしょう。
冷え性におすすめのツボ2:太衝
冷え性におすすめのツボの2つ目に、「太衝(たいしょう)」というものが挙げられます。 足の甲、第一指と第二指の間が交わるくぼみがこのツボです。
このツボを押すことで、血流を良くし冷え性を改善すると言われています。
冷え性におすすめのツボ3:三陰交
冷え性におすすめのツボの3つ目に、「三陰交(さんいんこう)」というものが挙げられます。 このツボは、足の内くるぶしの骨から指4本分上にあります。
ここに親指を当て、残りの指で足をつかむことでツボを押すことができます。骨のキワに沿って、親指で押していくと痛みなどの刺激を感じる場所が三陰交です。
ゆっくりと息を吐きながら5秒くらいかけて静かに押し、反対に、息を吸いながらゆっくり離していきます。これを左右3回ずつ、毎日行うのがおすすめです。
婦人科系の万能のツボと言われる三陰交は、冷えの改善、骨盤内の血流アップ、女性に役立つさまざまな効果が期待できます。
冷え性におすすめのツボ4:気端
冷え性におすすめのツボの4つ目に、「気端(きたん)」というものがあります。足の先が冷たいなどの冷え症状には、足の指先にある気端というツボをつまんで、揉み解してみましょう。
この気端というツボを押すことで、足先の冷えの改善につながります。足湯をしたりカイロなどを使用して、温めてもいいでしょう。
冷え性に効くツボを押してみよう
冷え性の原因は筋肉量や血流が滞ることで、冷え性になりやすいと言われています。 冷え性の症状は1つではないので、もしかして冷え性かなと感じた場合には、この記事でも紹介したツボを押してみてください。
どれも手軽にできるものばかりなので、毎日続けることもできるでしょう。合わせて冷え性グッズを使用し、冷え性改善に取り組んでみましょう。