自分の太ももの冷たさにびっくりしたことはありませんか。太ももの冷えは長時間座っている人や運動不足の人に多く、対策もたくさんあります。本記事では、太ももを含め、下半身を温める方法を紹介しています。
太ももが冷える原因とは?

そんなに寒さを感じていないのに、太ももやお尻に手が触れたときに冷たくて驚いたという経験をした人もいるでしょう。太ももやお尻だけが冷えるのは「下半身冷え」といわれ、ほかの部位の冷えとは原因が異なります。
太ももやお尻といった下半身が冷える原因は、血行不良や脂肪の蓄積によるセルライトだといわれています。運動不足や長時間のデスクワークが原因となるタイプの冷えです。
太ももなどの下半身を温める方法13選

太ももの冷えに気づいたら、どのような方法で温めてあげればよいのでしょうか。太ももを温める方法には、外部から温める方法や食事を改善して体内から温める方法、冷えの原因となるものを取り除く方法などがあります。
ここでは、太ももなどの下半身を温める13の方法を紹介します。外部から温めて一時的にしのぐ方法や、体質改善を行う方法など、複数の方法を試して、自分に合った冷えを解消する方法をみつけましょう。
太ももなどの下半身を温める方法1:カイロであたためる
手っ取り早く体を温めたいときは、カイロが便利です。カイロを使って太ももやお尻を温めたいときは、直接その部位にカイロをあてるだけでなく、血行を考慮して間接的に温めるのも有効です。
下半身を温めたい場合は、ふくらはぎや足首、足裏を温めると、血行が改善されて、全体的に温められます。貼るカイロをふくらはぎや足首に貼っておくと下半身だけでなく、全身が温まります。
太ももなどの下半身を温める方法2:筋肉をつける
冷えてしまった太ももやお尻などを温めるためには、筋肉をつけることも必要です。筋肉量が多いと、体は熱を作りやすくなります。太ももやお尻は体の中でも大きな筋肉が集まっているので、効果的でしょう。
太ももやお尻を温めるためには、太ももやお尻の筋肉だけでなく、ふくらはぎの筋肉も鍛えましょう。ふくらはぎは第二の心臓といわれるように、下半身の血流に影響を与えるポンプの役目を果たしています。
太ももなどの下半身を温める方法3:ストレッチをする
筋トレは辛そうだから避けたいけれど、一時的に体を温めるのではなく、根本的な冷え解消に向けて対策したいと考えている方は、ストレッチから始めてみましょう。
下半身のストレッチをして、縮まっている筋肉をほぐしてあげることで、血流やリンパの流れが改善します。血流やリンパの流れが改善すれば、下半身の冷えの原因となっている老廃物がきちんと流れ、冷えの改善が期待できます。
太ももなどの下半身を温める方法4:湯船に浸かる
体が冷えているときにお風呂に入ると、体全体が温められて解凍されたような気持ちになれます。お風呂は一見外側から体を温めているように感じられますが、体の内側からも温めてくれます。
太ももやお尻が冷たいからといって、いきなり高めの温度に浸かるのではなく、体温より少し高い、ぬるめと感じる温度のお風呂に体が温まるまで浸かると、体の内外から温められます。
入浴については、下記記事も参考にしてください。
太ももなどの下半身を温める方法5:腹巻きを使う
腹巻きをしたり、お腹をカイロで温めたりしたことで、体全体がポカポカしてきたという体験のある方も多いでしょう。
腹巻きは外側からお腹を温めるためのグッズですが、腹巻きを使うと内臓が温められ、結果的には体の内側から温めることにもなります。
腹巻きは直接的に下半身を温めるわけではありませんが、内臓が温められ、熱を生み出すことができる体に変わることで冷えが解消していきます。
腹巻きについては、下記記事も参考にしてください。
太ももなどの下半身を温める方法6:リンパを意識してほぐす
太ももに冷えを感じる場合は、リンパの流れが悪く、脂肪やセルライトなどの老廃物を蓄積していることが原因の場合もあります。リンパの流れが原因の場合は、直接温めてあげてもあまり効果がなく、リンパを流すマッサージやストレッチが必要です。
リンパが流れやすくなるようにマッサージする際は、お風呂で体をあたためたうえで、もみほぐした後に搾り上げ、リンパに向かって流すようにさすってあげます。
太ももなどの下半身を温める方法7:温かい食べ物をとる
内臓が冷えているために、体の表面部分が冷たくなっている人もいます。内臓の冷えは、カイロやお風呂のように外側から温める方法もありますが、温かい食べ物をとることでも改善できます。
冷たい食べ物は避けて、温かい食べ物を積極的に取り入れてみましょう。これだけで、体の冷えが解消することもあります。さらに、体を冷やす系の食品(レタスやトマトなど)か温める系の食品かを意識してみるとよいでしょう。
太ももなどの下半身を温める方法8:レッグウォーマーを使う
足首は下半身の血流改善のポイントとなる場所のひとつであり、外気の冷たさにもさらされがちな部位といえます。レッグウォーマーを使えば、直接太ももやお尻を温めるわけではありませんが、血流が改善し、下半身全体を温めることができます。
足首から冷気が上がってくるのを防ぐこともできます。また、太ももを直接温められる太ももまであるレッグウォーマーも販売されています。
太ももなどの下半身を温める方法9:温かい飲み物を用意する
食べ物の温度に気をつけるのと同様に、飲み物もなるべく温かい飲み物をとるようにしましょう。下半身の冷えが内蔵の冷えに由来する場合は、冷たい飲み物を避けることでも改善が期待できます。
お酒を飲むときも冷酒よりは燗酒の方が体を温めてくれます。飲み物の温度だけでなく、体を温める効果がある飲み物か、冷やす効果がある飲み物かも考慮するとよいでしょう。
太ももなどの下半身を温める方法10:入浴剤を入れる
体を温めるために入浴する際は、入浴剤を入れるとより温熱効果が高くなり、体が温められた状態が持続します。
血行促進や血流改善を期待して入浴剤を入れるときは、炭酸ガス系か薬用植物系の入浴剤を使いましょう。入浴剤には、血行促進効果を謳う種類と、保湿や角質除去などの肌改善を謳う種類があるので、目的に沿ったものを選ぶよう気をつけましょう。
太ももなどの下半身を温める方法11:ウォーキングをする
ウォーキングは全身運動なので、下半身だけでなく全身の冷え解消に効果があります。特に下半身の冷えは運動不足や座りすぎなどが原因になりやすいので、ウォーキングを習慣づけることで解消する可能性が高くなります。
ウォーキングの時間や頻度はウォーキング方法によっても異なりますが、週3~5回、1回あたり15分~30分程度が目安になります。
太ももなどの下半身を温める方法12:機能性のある靴下を選ぶ
冷え対策として靴下もポイントとなります。頭寒足熱というように、靴下を履いただけで、履かないよりも体まで温まります。ただし、靴下のゴムがきついと逆に血行を悪くしてしまい冷えの原因となりかねないので注意が必要です。
普通の靴下ではなく、防寒・発熱効果のある靴下や、血流改善を謳っている靴下を履けば、下半身を温める効果も高くなります。
靴下選びについては下記記事も参考にしてください。
太ももなどの下半身を温める方法13:ブランケットを使う
ブランケットも体を内外から温めて美くれる冷え対策グッズです。ブランケットもさまざまな素材のものがあり、薄くて軽くて温かいものもあります。
「寒い」と感じる前でも、ブランケットを使って下半身を温めていれば、下半身の冷えも解消し、全身の冷え対策になります。夏の暑いときでも、冷房の効いた室内では薄手のブランケットを使って冷気を避けるようにしましょう。
太ももを温めて冷えを改善しよう

太ももやお尻が冷たいというのは、下半身冷えの特徴です。太ももが冷たいことに気づいたら下半身に対する冷え対策を考えましょう。
下半身が冷えている原因はひとつとは限らないので、複数の冷え対策や全身の冷え対策などを合わせて試してみて、冷えを改善しましょう。
お尻が冷えていると感じる方は下記記事も参考にしてください。