
基礎体温は体のバロメーター?正しい測り方や妊活との関係を紹介
基礎体温の記録といえば、妊活中にするものという印象が強いでしょう。
ですが、続けていると体のリズムの把握や予測ができるようになっていきます。うまく使えば、不調な日も過ごしやすくなるでしょう。正しい測り方を知って、記録をはじめましょう。
基礎体温とは?
基礎体温とは、一般的には女性が朝目覚めてすぐに測る体温のことで、記録しておくと体の状態を把握するために役立ちます。
正常な排卵が行われていれば、低温期と高温期の二層になります。月経が始まると体温が下がり、排卵すると体温が上がるというサイクルです。このサイクルが乱れていないか確認していると、いち早く体調の変化や不調に気づくことができるでしょう。
基礎体温の正しい測り方を知って、健康管理に役立ててください。
基礎体温を把握するメリットは?

基礎体温を把握するメリットは、生理日や妊娠しやすい日、心と体が好調な時期や不調な時期を予測できることです。
生理日を予測できると、旅行などの計画が立てやすいですし、妊活中なら排卵日を予測することができます。
また、基礎体温を把握するとイライラしやすい時期がわかるようになると、人間関係のトラブルを防ぎやすくなるのも大きなメリットでしょう。
基礎体温計について

基礎体温は測り方が重要で、測る時は必ず専用の基礎体温計を使いましょう。基礎体温計はさまざまなメーカーから発売されており、「婦人用」などの表記があるため、すぐに見つかります。
一般的な体温計より少し値段が高いと感じる方もいるでしょうが、基礎体温を正しく測って把握するために欠かせない機能を持っていますので、準備しておくとよいでしょう。
一般的な体温計との違い
基礎体温計は、一般的な体温計よりも一桁多く表示されるのが特徴で、スマホアプリなどと連携してデータ管理ができるものもあり、微妙な基礎体温の変化を簡単に毎日記録できます。
基礎体温計は、一般的な体温計と測り方も違います。朝起きてからすぐに寝たまま口の中で測るという少し独特な測り方をします。これはそれだけ体温が微妙に変動しやすいからで、基礎体温計は専用のものを使うことが重要なのです。
基礎体温の正しい測り方4つ

体温は測り方で変わることがあり、基礎体温は微妙な体温の変化を見るものですから、正しい基礎体温の測り方を知って、より正確な基礎体温の把握に近づけましょう。
基礎体温を測るには、必ず専用の体温計を使いましょう。朝起きてすぐに口の中で測るのが一般的な測り方です。
ここからは、基礎体温の正しい測り方を4つ、詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
基礎体温の正しい測り方1:まずは基礎体温計を使う
基礎体温を正しく測るためには、専用の基礎体温計を使うことから始めましょう。基礎体温を測ることで把握したいのは微妙な体温の変化ですから、下2桁まで測れる婦人用の体温計を使いましょう。
忙しい朝でも10秒で検温できるものや、スマホアプリと連動できるものなど、普通の体温計にはない機能がついているものもありますので、しっかりと自分に合ったものを選びましょう。
基礎体温の正しい測り方2:朝目覚めてすぐに測る
基礎体温を正しく測るには、朝目覚めてすぐのタイミングで測ることがポイントになりますので、夜寝る前に枕元に基礎体温計を用意しておきましょう。
基礎体温を測る時は、動くと体温が変わるため、布団の中で寝たままの体勢で測ります。慣れないうちは、測るのを忘れて起きてしまったり、二度寝してしまったりすることもあるでしょうが、間違いや失敗を気にするよりも、まずは毎朝の習慣として続けてみてください。
基礎体温の正しい測り方3:測定位置を決めて測る
基礎体温計は口の中に入れて、舌の下にある中央筋の根本に当てて測りましょう。さらに測定する時は、毎日同じ位置でしましょう。測る場所がずれると体温も変わってきますので、同じ位置で測るように意識してください。
舌の上や脇、腋窩などの口以外で測るのもやめましょう。無理に押し付けるのもよくありません。基礎体温は微妙な体温の変化を見るものですから、丁寧に行うように心がけるとよいでしょう。
基礎体温の正しい測り方4:体温計を入れたら口を閉じる
体温計を入れたら、検温終了まで、口を閉じたままで測りましょう。
途中で口呼吸せず、息がもれないよう我慢して口を閉じておくようにします。基礎体温計は、短時間で検温できるものが多いので、慣れれば難しくないでしょう。
検温後は、体温をノートや基礎体温表、アプリなどに記録しておきましょう。
基礎体温と妊活の関係

排卵日の3日前ぐらいから性交渉を持つと妊娠の可能性が高まるため、基礎体温から排卵日をうまく予測できれば、妊活にも役立ちます。
ただし排卵日の予測は、ずれることも多いですので、あまりこだわりすぎず、可能性を増やす方法の一つと考えましょう。 基礎体温は排卵日の予測以外にも、健康管理の参考になり、婦人科にかかる時に医師に見てもらうこともできるので、妊活中は基礎体温をつけておくとよいでしょう。
基礎体温を正しく測り体のリズムを知ろう

基礎体温は、基礎体温計を使って正しく測って記録すると、生理日予測や妊活、健康管理に役立つと言われています。
毎日測らなくても大体把握しているという方もいるでしょう。しかし記録してみると、睡眠時間や不規則勤務で基礎体温が乱れることに、あらためて気が付くこともあるでしょう。
基礎体温を測って記録することをきっかに、自分の体のリズムを知り、必要に応じて行動を変えていくことで、健康や美につなげていきましょう。