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冷え性を改善できるツボはどこ?足の冷えに即効性のあるツボもご紹介!

     

「冷え性」は、多くの人を悩ます不調のひとつ。冷え性を放置すると、さまざまな体の不調につながる可能性があります。冷えが体に悪影響を及ぼす前に、できることから実践していきましょう。

この記事では、冷え性や冷えに伴う体の不調に悩む人に向けて、冷え性のタイプ別の特徴や、改善に有効なツボを解説します。ツボ押しは自分でできる簡単な方法のため、日々の体調管理にぜひ役立ててください。

冷え性とは?

男性に比べて、女性は筋肉量が少なく、脂肪が多い特徴があります。脂肪は筋肉と異なり、冷えやすい性質があるため、冷え性で悩む女性は多いようです。冷え性とは血流の悪化によって、体の末端の毛細血管まで温かい血液が流れなくなり、手足などが冷える状態のことです。血流の悪化を招く原因は、運動や食生活などの生活習慣が密接にかかわっています。

体の冷えが悪化すれば、胃腸の不調や神経症状、婦人科系の疾患などを引き起こす可能性もあります。そのため、冷えが悪化する前に早めの生活習慣の改善が必要です。ただし、冷え性は、体のどの部位で冷えを感じるかで原因や冷えの症状が異なるため、自分がどのタイプの冷え性なのかを理解しておかなければ、適切な対策が行えません。

冷え性の種類

冷え性には、「四肢末端型」「内臓型」「下半身型」「全身型」の4つに分類されます。主な原因や症状について解説します。

四肢末端型

四肢末端型は、手足の指先まで血液が循環していない状態の冷え性です。手足が冷たく、気温の低い場所では指先から冷える特徴があります。冷えの原因は、朝食抜きや炭水化物をとらないなどの食事量の不足や偏った食生活によるものです。

食事量が少なく、十分な熱エネルギーが生み出せず、血管が収縮して血行不良を招くため、手足の指先まで血液が巡らなくなってしまいます。また、運動不足によって、末端から血液を戻す力が足りないため、血液の巡りを解消できません。四肢末端型の冷え性を改善するには、食生活や運動習慣の見直しが必要です。

内臓型

内臓型は、手足や体の表面は温かいものの、内臓が冷えるタイプの冷え性です。「冷え性=手足が冷たい」といったイメージをもつ人も多いため、自分が冷え性だと自覚していない人が少なくありません。内臓型の冷えの原因は、冷たいものを摂りすぎたり、ストレスや疲労などから自律神経の乱れが生じるためです。

内臓の冷えによって自律神経が乱れると末端で血管が収縮せず、内臓に温かい血液を送り出せません。内臓は次第に冷えていき、胃腸の不調を引き起こすなどの事態を招いてしまいます。内臓型は、手足や体の表面を温めるよりも、体の内部から温める必要があります。

下半身型

下半身型は、手先は温かい一方で足先などの下半身だけが冷えるタイプの冷え性です。冷えの原因は、下半身の筋肉が不足しているためです。運動不足などによって下半身の筋力が低下し、血流が滞ったために足先から冷えてしまいます。とくに、自動車通勤やデスクワークなどの座りっぱなしの時間が長い人に多くみられるタイプです。

お尻や太ももには脂肪組織が多く、冷えによって血液中の栄養を溜め込むため、脂肪の塊であるセルライトを生み出し、太りやすい体質になってしまいます。下半身型の冷え性を改善するには、下半身の筋力の維持や強化のために運動する習慣をつける必要があります。

全身型

全身型は、冬場だけでなく夏場の冷房下など、季節にかかわらず全身に冷えを感じるタイプの冷え性です。平熱が低い人や慢性的な疲労を抱えている人、加齢などにより基礎代謝が低下している人に多くみられます。四肢末端型や下半身型と異なり、手足だけが冷えているわけではないため、冷え性であると自覚する人は少ないでしょう。

しかし、全身型の冷え性を放置すれば、身体機能の低下にもつながるため注意が必要です。基礎代謝を高めるためにも、入浴や適度な運動を行い、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

<タイプ別>冷え性改善のツボ

仕事や家事などで忙しく十分な時間がとれない人には、冷え性の改善に良いとされるツボ押しがおすすめです。

足の冷えにきくツボ①「八風(はっぷう)」

「八風(はっぷう)」は、足の指と指の間のつけ根部分にあるツボです。左右あわせて8カ所にあるため、「八風」と呼ばれています。足の指の間にはリンパの流れがあるため、八風をマッサージして刺激を与えれば、冷えている足を簡単に温められます。即効性があるため、足が冷えて眠れないときにもおすすめです。八風のマッサージ方法や手順を紹介します。

1.八風のある指間を手の親指と人差し指ではさむ
2.強めに押してもむ
3.指先側へ引っぱる、離すを10回繰り返し、1~3を8カ所すべてで行う

入浴後に、指の間に足裏から手の指を差し入れ、円を描くように足首を回す方法もおすすめです。

足の冷えにきくツボ②「太衝(たいしょう)」

「太衝(たいしょう)」は足の甲にあり、親指と人差し指の骨が重なるあたりのくぼみにあるツボです。ツボをマッサージすれば、血行不良による冷えを改善できます。肉体疲労や眼精疲労、肝臓の疲れ、ストレスからくる胃腸の不調などがある場合、太衝を指圧したときに痛みを伴うことがあります。太衝のマッサージ方法は、以下のとおりです。

1.手の親指の腹をツボにあて、やさしく指圧する
2.3秒間押したら、3秒間離すを繰り返し行う

お風呂に浸かりながら簡単にできるため、足先や下半身に冷えを感じる人は試してみてください。

内臓型の冷えにきくツボ「中条流子孕(ちゅうじょうりゅうこばら)みの灸点」

「中条流子孕(ちゅうじょうりゅうこばら)みの灸点」は、「妊活のツボ」として知られており、古くからお灸が行われてきたツボです。中条流子孕の真下には血流を調整する神経が通っているため、ツボを刺激すれば自律神経バランスが整い、内臓の冷えを改善できます。ツボの位置やマッサージ方法は、以下を参考にしてください。

1.口の端から端までの長さを1辺とし、へそを頂点にして正三角形を描く
2.底辺の両角の2カ所にある中条流子孕の位置を確認する
3.お灸や携帯カイロなどでツボを温める

携帯カイロは、肌に直接あてるとやけどするため、衣服の上に貼ったり専用のベルトを使ったりして工夫しましょう。

下半身型の冷えにきくツボ「臀中(でんちゅう)」

「臀中(でんちゅう)」は、お尻の中心あたりから左右外側に伸びる筋肉にあるツボです。臀中は、お尻の中心からやや外側にずらした位置の左右に1つずつあります。ツボをマッサージすれば、下半身の血行不良による冷えを改善できます。テニスボールなどの程よい硬さのボールを用意し、以下の手順を参考にマッサージしましょう。

1.仰向けになってひざを立て、お尻の下にボールを入れ、臀中にあてる
2.ボールを置いた逆側のお尻を浮かせ、30秒間臀中を刺激する
3.逆側も同じように行う

実施する目安は1日に1~2回程度で、寝る前がおすすめです。

冷え全般にきくツボ「三陰交(さんいんこう)」

「三陰交(さんいんこう)」は、くるぶしから指3~4本分上部にずらした位置にあるツボです。冷え全般にきくツボとして知られています。体の冷えを改善するほか、生理不順や生理痛、更年期障害などにも良いとされているため、女性に必見のツボです。以下のマッサージ方法を参考にして、体の冷えを改善させましょう。

1.三陰交に手の親指をあて、そのほかの指はすねを軽くつかむ
2.深く指圧し、5秒間キープしてから緩める
3.1と2を3~5回繰り返し行う 指圧は、少し痛みを感じる程度の強さがポイントです。

まとめ

冷え性を放置すれば、胃腸の不調や神経症、女性特有の疾患などにつながる可能性があります。冷え性の改善には、食生活の改善や運動習慣をつけるなどの生活習慣の見直しが必要です。

時間がなく忙しい人には、上記で紹介したツボ押しがおすすめです。
ぜひ試してみて下さい。

     

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